『急な痛み』も『検診による早期発見』も当院へどうぞ

歯を失う原因は、ほとんどがむし歯か歯周病です。つまり、この2つを防ぐことが出来れば、生涯にわたって自分の歯をできるだけ多く保つことができます。積極的なケアを行えば、80歳になったときに20本以上自分の歯を保っていることも夢ではありません。
わたしたち『あいとく歯科』は、健康な歯を保つためのお手伝いをしたいと考えております。

むし歯の治療の種類・流れ

むし歯は治療と一言で言っても、むし歯ができた部位、大きさ、深さ、神経に達しているか否かで治療期間や方法が大きく変わります。乳歯が生え換わり大人になった歯は二度と生えてくることはありません。そのため虫歯になった歯を抜くというのは最後の手段です。なるべく歯を抜かないように慎重に治療方針を考えておりますが、患者さまのためにも、定期的なデンタルケアと検診は欠かせません。


①虫歯の発見
「歯が痛い」と自覚症状が出た、または歯の検診で見つかった。
②医師が診断します
口腔内のレントゲンを撮ったり、観察することで虫歯の程度を判断します。虫歯の程度によって今後の治療方針が変わります。

③治療方針の決定
虫歯の進行度により、大きく4つの治療方針があります。
・少し削り、削った部分を樹脂で詰める
軽い初期段階の虫歯はほぼ1日の通院で治療完了します。虫歯の部分を少し削り、削った所に光で固まる特殊な樹脂を詰めます。しかし1日で治療が完了するとはいえ、今後の歯の健康を考えて定期的な通院は必要となります。
・大きく削って型を取り、詰め物をする
少し大きく虫歯を削り、削った部分の型を取ります。歯科技工士に依頼して詰め物(金属または樹脂)を作り、微調整しながら歯に埋め込み治療をします。おおよそ2回ほどの通院で治療が完了します。治療を終えても、今後の歯の健康を考えて定期的な通院は必要となります。

神経の治療が必要な場合

虫歯が進行すると虫歯が歯の神経にまで達してしまい、長い治療期間を必要とします。
・虫歯部分を削る
・神経を抜き、抜いた部分を掃除する
・歯の根元をきれいにする薬品を入れ、経過観察(歯の根元をきれいにするには時間がかかり、治療のための通院が増えます)
・根元がきれいになったら抜いた神経の代わりに薬品を詰める
・詰め物用の歯の土台の型取りをする
・歯の土台を入れる
・土台を入れ、歯の代わりになる冠用の型をとる
・微調整をしながら冠をつける
長い治療期間を要しますが、歯の根元をしっかりと治療しきれいにしないとまた奥の方で虫歯が再発してしまいます。そのため時間をかけてしっかりと経過観察と治療を行わなければなりません。


歯を抜く

歯やあごの骨の状態、位置を考えて歯を抜いたほうがいい場合も存在します。
抜歯後は
・そのままにする
・ブリッジにする
・部分入れ歯にする
・インプラントにする
という選択肢があります。歯の位置、歯の状態、あごの骨の状態、値段など様々な要素を考慮して患者さまと相談し、最適な方法を提案させて頂きます。


大人のむし歯の場合は早期発見・早期治療が有効です

早期発見ができれば、治療による患者さまの身体的な負担も金額的な負担も、重篤になった時とくらべると軽く済みます。染みたり痛んだりする前の「あれ?なにか変かも?」という段階で、すぐにご相談ください。
将来的にご自身の歯をできるだけ多く保つためにも、少しでも染みたり、痛かったりした場合は、お早めに治療にお越し下さい。
たとえ重篤になった場合でも、歯を保つことを大切に考えている当院では「なるべく抜かない治療を」ー抜歯は最後の手段と考えています。
また、治療後は毎日の歯磨きと、医院での定期的な検診を受けることをお勧めしております。定期健診による早期発見で、むし歯のリスクを最大限減らすことが出来ます。

痛くない、痛みの少ない治療を行います

歯医者はなんとなく怖くて・・・
痛い治療は嫌・・・
解っているけど、むし歯は進行しているけど、痛くないのでほったらかしにしている・・・
いそがしいのでそのままに・・
というような方はまだまだ多いのが現実です。
そうした『歯医者嫌い』の方にも安心して治療を受けていただけるように、当歯科医院では可能な限り『痛くない治療』『痛みの少ない治療』を心がけています。
また、痛みのほかに怖いと思ってしまう原因としては、治療について『今何をされているか解らない』といった不安を感じることが多いようです。
当歯科医院では、治療についてのご説明をきちんと行い、心配や不安の解消につとめています。不安な点や分からないことがあれば、お気軽にお尋ねください。

むし歯のメカニズム、ご存知ですか?

むし歯は、ミュータンス菌、ラクトバチラス菌といった細菌の感染によって起こります。細菌は糖分を栄養にして酸を出します。この酸により歯のミネラルやカルシウム、リンが溶け出し、虫歯の始まりである『脱灰(だっかい)』となります。
通常は、食後の時間の経過で口の中の唾液が酸を中和したり洗い流したりするため、口の中は中性の状態に戻ります。そして唾液がカルシウムイオンとリン酸イオンを補給し、歯の表面のエナメル質の結晶を新しく形成し、元の健康な状態に戻します。これが『再石灰化』です。
このように歯は、『脱灰』や『再石灰化』を繰り返しています。
しかし飴やお菓子を口にする時間が長い場合や、甘い飲み物を常時飲むなどして糖分を多く摂りすぎると再石灰化できない状況が続き、虫歯はどんどん進行します。これが虫歯のメカニズムです。

再石灰化とフッ素が歯を修復

自浄作用による「再石灰化」に加え、フッ素が虫歯予防に効果的に働きます。
「フッ素」は、細菌の活動を抑えたり、溶け出したカルシウムイオンやリン酸イオンを歯に戻す「再石灰化」を促進して歯を修復したり、歯質の強化を助ける作用があります。また、むし歯菌の活動を抑えて酸を作りにくくするので、むし歯予防に効果的です。毎日の歯磨きにフッ素配合のハミガキ剤をとりいれ、初期のむし歯を修復し、大きな虫歯を予防しましょう。


フッ素